デマンドバスに関するお問い合わせ事例

MaaSの中でも多くのサービスで取り入れられている「デマンドバス」。特に交通空白地帯と呼ばれる場所では移動促進を目的に導入されています。

「デマンドバス」について

この「デマンドバス」ですが、利用者側が事前に予約をして乗降するシンプルなもので、一見「タクシーと同じでは?」と思われがちです。タクシーの場合は乗降場所まで指定できますが、デマンドバスは専用の”バス停”があり、利用者は予約時にそのバス停を指定して予約をします。つまり、路線バスとは異なるバス停があるということです。
予約の方法は各サービス様々で、アプリで予約できたり、LINEや電話で予約を承るタイプもあります。
 
今回は、その「デマンドバス」に関するお問い合わせを紹介したいと思います。MaaSを展開している事業者さんは参考にしてもらえるとうれしいです。

 

「デマンドバス」利用者からのお問合せ例

デマンドバスってなに?どういうバスなの?

MaaSを知っている人ならわかる「デマンドバス」ですが、まだまだ認知度が低いため、一般的とは言いづらい状況です。そのため、サービスそのものについて質問が寄せられます。


停留所(乗降ポイント)がわからない

これも認知度の問題ですが、移動に使う「バス」といえば路線バスやスクールバスを想像する人がほとんどです。路線バスのバス停は知っているけど、デマンドバス専用のバス停があるということを知らない人が多いのが現状です。
また、路線バスの標識に慣れていると、見慣れないバス停標識に不安になり「この場所にある標識で間違いないのか?」といったお問い合わせも寄せられます。


となり町にある病院まで行きたいが、その場所にはバス停がない

デマンドバスは稼働エリアが決まっていることが多く、エリア外には乗降ポイントであるバス停の設置はされていません。ユーザーにはその旨伝え、最寄りのバス停を案内します。


予約した時間よりも遅れてしまいそう、時間の変更は可能か?
もしくは、ドライバーに直接連絡できるのか?

デマンドバスは、タクシーと誤認してしまう方が多い印象です。これは、「日時と場所を予約をして、乗り物に乗る」という行為から、タクシーと同じであると考えてしまうのでしょう。ドライバーは、予約した時間にバス停に誰もいない場合は通過してしまうため、ユーザーには再度予約をおこなってもらうよう伝えます。


バス停まで少し距離があるから、自宅の前まで来て欲しい

これもタクシーと誤認している可能性が高く、バスとして運行しているものの路線バスと違って時間と運行ルートが決まっていないことから、融通が利くものだと勘違いをしてしまうケースです。また、大型ワゴン車を使用しているサービスも多く、路線バスのような大きなバスでないことも誤認につながっていることがあります。

 

フルデマンド方式

デマンド型のバスには、ドアtoドアで展開しているサービスもあります。その場合は、タクシーの配車アプリと同様にマップでピン留めをし、乗降場所を指定するタイプもあります。

 

お問合せに見るデマンドバスの課題は認知向上

デマンドバスの現状としては、ユーザー側の「バスを予約して、指定のバス停で乗る」というサービスの理解が追いついていないことが、お問い合わせからも見受けられます。

各地域でサービス展開する前に説明会やチラシなどで周知がされることが多いのですが、実際に「使おう」となった際に出てくる様々な疑問がカスタマーサポートに寄せられてきます。
そういった疑問に答えられるように、わたしたちも提供サービスを理解しユーザーの状況も把握しながら顧客対応にあたっています。

 
 
 


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