カーシェアなどの利用で欠かせない運転免許証の提示

カーシェアやライドシェア、電動キックボードを利用するには、車の運転ができることを証明する必要があります。
レンタカーの場合は、窓口で運転免許証の提示をすることができますが、MaaSのようにスマホ1つで利用するタイプのサービスは、オンラインでその証明をすることになります。また、ライドシェアの場合、ドライバーではない人も本人確認書類としてマイナンバーカードや保険証などの提出が一般的です。
多くのMaaSでは「eKYC」が導入され、申請から数時間程度でサービスの利用が可能になります。

 

eKYCとは

銀行等の金融機関の口座開設やサービスの会員登録時に要求される本人の身元確認書類・手続きの総称を「Know Your Customer（顧客確認）」と呼び、略してKYCと言います。その手続きをオンライン上で行うのが「eKYC」といい、”e”はelectronicを指します。

 

ＭaaSのサービス登録におけるeKYC

MaaSにおけるeKYCは、主に運転免許証の承認対応になります。アプリを通じてアップロードされた情報（運転免許証や、セルフィ写真など）を、登録された会員情報等と参照して、正しい情報かどうかを確認の上、承認としてステータスを更新します。
情報に誤りがあった場合は、非承認として改めて情報のアップロードをエンドユーザーに促します。

 

eKYCに関連するエンドユーザーからのお問い合わせ

eKYCに関連するエンドユーザーからのお問い合わせは、さほど多くはありませんがeKYCをクリアしないとサービスの利用開始ができないことが多いため、以下のようなお問い合わせが寄せられることがあります。

①スマホで撮影した運転免許証の写真がアップロードできない。

単純に操作方法が分からない場合と、指定のファイル形式でない場合にこのようなお問い合わせが寄せられます。（iPhoneで写真撮影した場合、ファイル形式が「.HEIC」になる場合があるため）
また、高画質で撮影した場合は、サイズが大きいためアップロードが行えなかった事例もあります。

②必要情報を送信したが、まだサービスの利用ができない。

多くは、承認されなかったユーザーからのお問い合わせです。
運転免許証の期限が有効でなかった場合や、登録情報と運転免許証の情報に差異があった場合に非承認となります。

 

電動キックボードの場合

また、電動キックボードの場合は、原付のみの免許証をアップロードするユーザーもいます。現在のルールでは、自動車免許が必要なため、非承認となります。

 

安心・安全にサービスを利用してもらうためのeKYC

アディッシュプラスでは、eKYCの承認を専門に対応するチームがあります。
サービスを止めることなく快適に利用してもらうために、セキュアなエリアで24時間365日体制で稼働しています。

eKYCの承認対応をする中で、稀に自身の運転免許証ではないデータをアップロードしたり、画像データに手が加えられたものなどがあります。
悪意ある人たちの不正利用を見逃さないよう、日々の対応で気付いたことはチーム、クライアントに共有しサービス運営に活かすような活動をしています。

 

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アディッシュプラスはMaaS領域で発生するユーザーへのサポート業務を
設計から運用まで支援・代行します。

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